鰹の國の加工場・鰹乃國水産

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土佐久礼の市場から徒歩1分!!
最高の鮮度で、鰹のタタキをつくる
ど久礼もんの加工場「鰹乃國水産」

その日に一本釣りされた「土佐久礼かつお」の競りが行われる市場に隣接する
鰹のタタキ専門の加工場「鰹乃國水産(かつおのくに すいさん)」。

市場直通で、これ以上ない新鮮な鰹を捌くことができるだけでなく、温度管理や衛生管理を徹底し、
完成した鰹の藁焼きタタキを真空パック、瞬間冷凍して保管・管理できる設備を備えた加工場です。

久礼漁港には、毎朝、土佐沖で一本釣りした日戻り鰹が届きます

土佐久礼の漁師たちが、鰹の一本釣り漁を行うのは夜明けから早朝にかけて。
釣り上げられた鰹は、丁寧に一本ずつ手作業で水揚げされます。
氷水のタンクに入れられ鮮度を保った鰹は、朝6時半頃から始まる競りにかけられます。

一本釣りした鰹は、市場でも一本ずつ並べられ、個体ごとに値付けされます

漁師が一本ずつ釣り上げ、鮮度に気を配っている鰹は、水揚げの時点で高い水準を誇りますが、競りでは更に一本ずつ選り分けられ、鮮魚店店主に目利きされて競り落とされます。
ど久礼もんの代表・清岡も、競りのある日は毎日、その日最高の鰹を手に入れるべく真剣勝負を挑みます。

漁師の目利き、市場の目利きをクリアした鰹は、徒歩1分の加工場へ!!

選別した鮮度抜群の土佐久礼かつおは、そのまま徒歩1分(一説には40秒とも!?)の加工場「鰹乃國水産」へ運び込まれます。
温度管理・衛生管理が行き届いた加工場で、鰹の捌きから、熟練の職人による最後の目利き、藁焼き、冷やし、真空パックまで、流れるように作業を進めます。

加工場の紹介!!

01
土佐久礼かつおを3枚におろす

⽔洗いした鰹は、背の部分の硬い鱗を取り、胸ビレの下に包丁を⼊れて頭の⾻を切ります。続いて、腹に包丁を⼊れて、頭を落とすと共に内臓を外します。
背⾻の⾎合いを取り除いたら、尾を掴んで尾の⽅から背びれに沿って両⾯から刃を⼊れ、背びれを取り除きます。ここまでで3枚おろしの準備は完了!
腹側から包丁を⼊れて、中⾻から⾝を切り離します。腹⾻を丁寧にすいたら、中⾻に沿って⾝を2つに割って「節」をつくります。
ど久礼もん鰹を3枚におろす際に、専⽤の包丁で鰹の腹と背、⾻を分ける際に「ジャッ」という⼼地よい⾳がすれば、⾝を傷めずいい感じにおろせた証拠!

02
「ゴシ」の見極めと選別

鰹の3枚おろしが完了し、節の状態になったら、余分な⾎合いを取り、捌いた⾝を刃と指の感触で確かめて、ゴシ*を⾒極め選別します。
*ゴシとは、端的に⾔えば「不味い鰹」。⽣⾷するには⽣臭く、⾷感も悪い鰹です。
外から⾒ても判別できないばかりか、個体によっては切り⾝の状態でも⾒た⽬で判別できないため、熟練の職⼈が、鰹を捌くときに包丁の⼊り⽅や指先の感触、⾹りなどから⾒極める必要があります。
漁師、市場、競りを経て選別された鰹ですが、最後に加⼯場で職⼈による4つ⽬の⽬利きを経て、皆さんにお届けする鰹のタタキの原料を選別しています。

藁焼き場!!

03
焦がしと燻し。こだわりの藁焼き

並々ならぬ鰹への情熱とこだわりがある⼟佐久礼の⼈たちは、藁焼きの好みもそれぞれですが、ど久礼もんのイチオシは「焦がし」と「燻し」の2つの焼き⽅で仕上げた藁焼きタタキです。
地元⼟佐久礼産の稲わらを中⼼に国産100%の藁を使⽤し、炎と煙を操って短時間で⼀気に藁焼きタタキに仕上げます。
「焦がし」の⼯程では、⼤きな⽕⼒で⽪⽬をパリッと焦がして⾷感を出し、「燻し」の⼯程では煙を発⽣させ⾹りを纏わせます。
藁焼きはシンプルな調理法ですが、失敗できない集中⼒のいる仕事なのです。

04
パリッと皮とモチモチ赤身を保つため
シャーベット状の氷(スラリーアイス)で
冷やす

焼き立ての鰹に、予熱によって火が入りすぎるのを防ぐため、藁焼きした鰹はすぐさまシャーベット上の氷(スラリーアイス)で冷やされます。
こうして、皮目にパリッと食感、藁焼きの香ばしさが食欲をそそる特製「土佐久礼かつおの藁焼きタタキ」の完成です。

05
真空パック

冷やした鰹のタタキは、調理場の⼩窓からすぐに梱包室へ運ばれ、
真空パックされます。

鰹乃國水産の衛生管理と
品質管理の取り組み!!

最⾼の鮮度の⼟佐久礼かつお、最⾼の状態でお客様にお届けするため、
衛⽣管理と品質管理を徹底しています。

01
鰹の捌き場の室温は、 常に18℃をキープ

夏場は30度を超え、冬場は零下になることもある土佐久礼ですが、鰹の捌き場の温度は常に18℃をキープ。一年中同じ環境で加工を行っています。

02
冷蔵庫の温度と状態を朝晩チェック

生の鰹や食材を保管する冷蔵庫は、朝と晩、毎日2回の温度チェックを行っています。

03
藁焼きでタタいた鰹は
スラリーアイスで15分冷やす

鰹のタタキは、藁焼き直後は表面が高温となり、そのまま常温でおいておくと熱が入りすぎてしまいます。スラリーアイスと呼ばれるシャーベット状の氷で冷やすことで皮目は香ばしく、赤身は刺し身の状態に仕上げています。

04
完成したタタキは、すぐに真空パック

鰹の加工と藁焼きは、職人技による真剣勝負ですが、完成した鰹のタタキは専用機器ですぐに真空パック。出来立ての鮮度と美味しさを閉じ込めるために最新設備も活用しています。

保有機器!!

ブライン冷凍機(SARAYA)

RAPID FREEZER

真空機(東静電気)

TOSPACK V955-500

スラリーアイス貯氷機

スラリーアイス製氷機

加工場情報・アクセス!!

名称 鰹乃國⽔産(かつおのくに すいさん)
所在地 〒789-1301
⾼知県⾼岡郡中⼟佐町久礼8645-1
TEL 0889-52-3822
運営 企画・ど久礼もん企業組合
アクセス 「道の駅なかとさ」から北へ徒歩1分